平成28年熊本地震から10年、また熊本で震度7の大地震が発生しました。1995年に私が経験した、同じ最大震度7の阪神大震災の震源となった野島断層は、活動周期が1,000年以上と長く、当面は動くことがないといわれているので、「阪神間は当面地震が来ないから住むのに安心」とまで言う人がいるぐらいですが、この熊本の断層は周期が短すぎます。こんな間隔で、しかも震度7クラスの地震に見舞われては、落ち着いて住んでいることが難しくなりそうです。
建設関係の仕事をしているので、私が最初に熊本で震度7と聞いたときに、真っ先に頭に浮かんだのは熊本城でした。大きな被害を受け、スーパーゼネコンが技術の粋を尽くして復旧工事中で、天守閣の復旧は終わりましたが、本丸御殿や宇土櫓の復旧は2032年とされています。今回、石垣の一部が崩壊していますが、被害が拡大していないことを祈りたいと思います。
それでも地震対策の成果はでているのでは?
前回は最大震度7の地震を2回受けて、住宅被害に関していえば全壊8,682棟、半壊33,600棟、一部損壊152,749棟と甚大な被害となりました。
まだ全容はわかりませんが、テレビで速報映像を見ている限り、今回全壊している被害住宅の数は前回よりかなり少ないように見受けられます。
10年前に2回震度7の地震を経験したことで、危険域にあった住宅が壊れてしまって、最新の耐震基準に沿った新築住宅に変わったり、耐震補強を実施した住宅が増えたことがこれに寄与していると想定できます。
辛いですが甚大な被害と引き換えに、日本の住宅の地震対策は進化をしてきています。
特に、今回の場合は最大震度7クラスの地震を3回経験した住宅が出てくることになります。
被災地の方には申し訳ないですが、地震大国日本にとっては極めて有用なデータです。研究者や住宅メーカーの技術者の方は奮起して調査・検証を行い、何回大地震で揺らされても安全な住宅の生産につなげてほしいと思います。
イオンモール熊本での爆発事故
今回、地震発生から約1時間後に、イオンモール熊本で大規模爆発事故があり、複数の方がお亡くなりになっています。まだ全容はわかっていません。
商業施設でこの規模の爆発の原因になるとしたら、爆弾でない限りは、まずガスが考えられます。この地域は都市ガスが供給されていないようで、LPガス(液化石油ガス)、いわゆるプロパンガスを使用している地域です。
都市ガスであろうとLPガスであろうと、静岡駅前地下街のガス爆発などの苦い経験をしてきて、ガス漏れは極めて重大な事態になるので、緊急時は供給が遮断されるようになっています。当然、地震が起きたら自動で供給停止されるようになっています。各家庭にはガスメーターがついていますが、これには地震を検知する感震器が内蔵されていて、震度5程度以上の揺れを検知したら、自動でガスの供給が停止されるようになっています。
この商業施設では、建物から少し離れた屋外に野ざらしでLPガスのタンクが設置されていました。もちろんタンクのそばには緊急遮断できる設備が備わっています。この設備を介して、地中埋設配管によって建物内にガスが供給されていたと思われます。
爆発後の映像を見ると、このタンクはそのままの位置に残っていますので、タンク自体が地震で損傷して爆発したということではなさそうです。
そうだとすると、地震で損傷を受けた建物内の配管からガスが漏出して蓄積され、爆発に至ったと想定されます。
これだけの地震ですから、配管がダメージを受けることは十分ありえます。そういった場合を想定して、ガスが供給されないように緊急遮断装置が整備されているのですが、これが機能したのかどうか。
予定通り機能したにもかかわらず、爆発したのだとすれば、配管の中に残っていた残留ガスが漏れだして起こったということになります。ある程度残留ガスが生じることは想定内でしょうから、それにも関わらずこのような大爆発をしたのだとしたら、抜本的に残留ガスを減らす対策が必要だったということになります。
ここからは全く私の推測にすぎませんが、配管の残留ガスによる爆発で、ここまでの大爆発になるものでしょうか。もしかしたらタンクの横に設けられている緊急遮断装置が何らかの理由で働かず、あるいは一旦働いたが遮断が中断されてしまって、1時間かけてタンクからガスが建物内に供給され続けたのではないでしょうか。もしそうだとしたら、ガス設備の安全を揺るがしかねない一大事です。
亡くなった方やケガをされた方がたくさんいらっしゃいます。大地震はいつどこで発生するかわかりません。同じ事故を防ぐためにも、直ちにしっかりと原因を究明して、必要であれば全国に数多く存在している同種設備の点検を緊急で行ってもらわなければなりません。
こんなときのための防災庁設立ですが、衆議院を通過してからずいぶん時間が経っているのに、首相の中傷動画疑惑に影響されて参議院での決定が遅れ、残念ながら間に合っていません。
ナニシテルンデスカ! 国民の生活を守ってください。
| リスク資産 種類 | 元本(円) | 現保有額(円) | 損益(円) | 損益計(円) | |
| ① | FX~機械的デイトレード | 2,500,000 | 2,367,244 | -132,756 | -40,452 |
| ② | FX~高スワップ狙いトルコリラ保有 | 450,000 | 588,820 | 138,820 | |
| ③ | Vポイント投資信託 HSBCインドインフラ株式オープン | 335,349 | 332,405 | -2,944 | |
| ④ | 仮想通貨(ルナクラシック) | 80,000 | 36,428 | -43,572 |
退職まで733日 ~ 実労働日403日


