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これからは全国各地で内水氾濫が起こりうる時代

住まい
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市街地での内水氾濫

豪雨災害というと、土砂災害や河川氾濫のイメージが強かったですが、今年は、線状降水帯が発生して記録的な大雨となり、排水設備の能力を超えたことによる内水氾濫が多発しました。千葉、富山、福井、宮崎といった市街地で発生しているところが共通点です。

この内水氾濫、各自治体でハザードマップが公開されていますので、ぜひ確認をしていただきたいと思います。浸水の恐れがある場所が着色されていますが、意外と広範囲ですので、皆さんの家ももしかしたら範囲に入っているかもしれません。気を付けていただきたいのは、土地の標高が高ければ大丈夫だと早合点しないことです。確かに標高が高ければ着色されていない場合が多いと思いますが、高い場所や、坂になっていて水がたまりそうにない場所でも着色がされていたりする場合があります。

私の周辺でもそういう場所があって、マップが間違えているのではないかと思っていましたが、大阪北部地域で発生した8月27日未明の大雨で明らかになりました。線状降水帯にはならなかったものの、凄まじい雷雲が連続して到来し、ひっきりなしの落雷と大雨に朝方まで見舞われました。内水氾濫が発生した地域もあったようで、私のところも、もう少し降り続いていたら、内水氾濫が起きていたのではないかと思います。

この大雨のせいで、さきほどの標高が高くて坂道の途中にあるような場所でも、一時的に内水氾濫が発生したそうです。側溝が溢れて雨水が滝のように道路を流れ、路盤が浸食されたのでしょうか、道路のアスファルトがひび割れて段差ができていました。

これぐらいで済んでよかったですが、もう少し降り続いていたら、段差が大きくなって車が通行できなくなっていた恐れがあります。やはりハザードマップは正しかったことになります。地形だけでなく、その場所の排水能力も勘案して定められているのでしょう。土地が高い場所だからというだけで安心していけないということを知りました。

落雷による被害も発生

この雨で私のマンションは、落雷の被害を受けました。マンションの避雷針に落ちたのかどうかはわかりませんが、インターホン設備が故障をして、マンションの入り口にある呼び出し設備が使えなくなりました。宅配ボックスもインターホンと連動しているため使用できなくなりました。復旧には少し時間がかかるのではないかと思います。

大変なのは宅配業者さんです。これまでは、入り口の呼び出し設備で在宅か不在かを確認してから、各戸へ届けるか宅配ボックスに入れるか、持ち帰るかを決めておられたのですが、インターホンが使えないと、すべての荷物を持って各戸を回るしかありません。

在宅していればいいですが、不在であれば持ち帰るしかないわけです。相当手間がかかる状態になっていることでしょう。しばらく宅配は頼まないようにしたいと思います。

妻の友人宅でも落雷被害がでて、屋外に設置してある給湯器が故障しました。修理はできるそうですが、15年ほど使用してきたこともあり、買い換えることにしたそうです。直撃雷でなくても、近くに落ちた雷が電源線や通信線を伝わって電子機器を破壊することはよくあるみたいです。雷サージというそうで、言葉は聞いたことがありましたが、あまり気にしたことがありませんでした。対策としては、雷ガードつきの電源タップを使用する方法もありますが、予め給湯器の電源を切って電源プラグを抜いておくのが手っ取り早いようです。故障して買い換えるとなると高価なだけに、手間は惜しまないほうがよさそうです。

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大量の自動車が水没

この各地で発生した内水氾濫で被害が顕著だったのは自動車でしょうか。千葉では2,800台以上が水没したと報道されています。その後の富山や福井、宮崎の水害でも、水に浸かってしまっている車の映像をたくさん見ました。

テレビでニュースを見ている側からすれば、大雨が降って道路が冠水してきているのは見たらわかるのだから、車で移動しなければいいのに、と思ったりしますが、そんなことはわかっていても、みなさんのっぴきならない事情があったりするのでしょう。また、これまでずっと車に乗っていて、多少の冠水で車が動かなくなるようなことはなかったので、なんとかなるだろうと確証バイアスが働いてしまいがちなのかもしれません。

しかしながら、これだけ全国各地の市街地で水没が発生していることを踏まえると、大雨時の車の運転については、考え方を改めたほうがよさそうです。出発前には天気予報をしっかりと確認する。外出中に大雨に遭遇して道路が冠水し始めたら、早めに行き先ルートを変更して高い場所に車を移動させて様子を見る。浸水地域に駐車している車は移動させる。それでも浸水した場合に備えて、窓ガラスを割って脱出できるように、緊急脱出用ハンマーの常備は必須でしょう。

また、車両保険については交通事故を起こした場合のことを想定して加入していましたが、水害に遭って全損することも考慮しておく必要が出てきました。これだけ多くの被害が出ると、保険料にも影響が出てくるのかもしれません。

内水氾濫の頻発にとどまらず、経験したことのない雨量や、台風が東から茨城県に上陸するなど、観測史上初のことが起こってきています。気候が激しく変わってきている証拠でしょう。年を追うごとに水害が増えていく時代に突入したと考えて、リスク意識を高めたいと思います。

全国各地の排水設備が同じような基準で作られてきたことを考えると、土地が舗装されて人口的な排水に頼っている地域は、内水氾濫のリスクが身近に迫っていると考えて、家族の行動、家や車の措置などをシミュレートしておいた方がよいと、今回の大雨を受けて感じました。

住み替えは内水氾濫を避けた場所へ

マンションの修繕費用が高騰していることを踏まえ、マンションから平屋に移り住むことを考えていると下記記事で紹介しました。

土地探しにおいては、至便である現住所付近であることの次に、標高がある程度高い場所を条件として考えています。近傍に大きな河川が流れており、河川氾濫した場合に浸水しない場所を選ぼうと考えていました。これは、妻が子どもの頃、昭和57年の水害で被害を受けた経験を踏まえてのことです。河川の氾濫で床上浸水して、家中に家具類が散乱して泥だらけになり、悪臭のする中で泣きながら片づけを進めていたところに、2回目の床上浸水が襲ってきて、泣きっ面に蜂だったことが強烈なトラウマとなっています。

今回の件で、河川氾濫だけではなく内水氾濫も避けた土地を選ぶことになりそうです。早速、内水氾濫ハザードマップを確認してみると、河川氾濫から外れていて候補地としていた地域が結構着色されていました。更に選択肢が絞られることになるので、引っ越しは遠のきそうです。

今回、おびただしい数の落雷でしたが、マンションに住んでいると、避雷針があるので安心感がありました。もし一戸建てに引っ越したら恐怖を感じることになると思います。ちょっとだけマンションを捨てがたくなりました。

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